フォーリーブス 北公次
1968年現ジャニーズ事務所より『フォーリーブス』としてメジャーデビュー
1978年の解散まで日本のアイドル史を引っ張った立役者
今注目のジャニーズ性被害のニュース。始まりから終わりまで追っていきたいと思います!
1回目は全ての始まり。フォーリーブスの北さんをフォーカスします。
北さんは1988年、1番最初にジャニーズの性被害を暴露本として出版した方です。どんな方だったんでしょうか。そして本の内容は?見ていきましょう。
北公次とはどんな人?
来。1968年9月5日、「オリビアの調べ」でCBS・ソニーレコード(現在:ソニー・ミュージックレーベルズ)よりフォーリーブスのメンバーとしてメジャーデビュー。ミュージカル活動を基本とした歌って踊れるジャニーズのスタイルを継承。当時の少女たちの圧倒的支持を得て、結果的にGSブームを終焉に追い込むこととなり、新御三家登場までの時代をつなぐ人気アイドルとなった。
ステージでバック転を披露した最初の歌手(アイドル)である。
1970年代後半になるとニューミュージックに人気が集まり男性アイドル冬の時代に突入、フォーリーブスの人気も下降しジャニーズ事務所も低迷期に陥り、1978年8月31日を以って解散した。
解散と同時にジャニーズ事務所を退社。解散翌年の1979年4月に覚醒剤取締法違反で逮捕された。2002年1月にフォーリーブスを再結成。往年のファンからの支持を受け、2009年に青山孝史の急逝を経た3月29日の無期限活動休止まで、ライブ中心に活動した。
WIkipedia
ジャニーズと言えばバック転のイメージがありますけど、そのイメージを最初に作ったのが北さんだったんですね。
アイドルとしては10年活動し、解散翌年に覚せい剤取締法違反で逮捕されています。
波乱万丈な人生ですね。こちらには記載されていませんが、元々はジャニー喜多川さんから声をかけられ、ジャニーズの付き人として活動していた所デビューになったというので、ジャニーさんのお気に入りだったのでしょう。
今となっては性被害を受けたからこそのデビューだったのかもしれません。北さんは、2012年にお亡くなりになっていますが、今の騒ぎを見たらどう答えるのでしょう・・・
1番左が北さんです。正にジャニーズ。正統派な可愛らしい少年の顔立ちをされていますね!
暴露本『光GENJIへ』
1988年正に光GENJIが一世を風靡していた時代に北さんは暴露本を出しました。
部屋で一人寝ていると黙ってジャニーさんがもぐりこんでくる。そしていつものようにぬいぐるみを愛撫するようにおれのからだをまさぐってくる
嫌ならばさっさと部屋から出てしまえばいい、何度そう思ったことか。しかし東京で食いつなぎながらアイドルになるためには、ジャニー喜多川氏のもとで生活する以外に手段はなかった。
光GENJIへ より
暴露本の中で北さんは、今報道されている性被害を受けた被害者の方と同じように書いています。
暴露本の中では他にも郷ひろみさんも被害にあっていた事も匂わせたり(そうであったとは断言していません)、他にも被害者がいるように書かれています。
そして当時トップアイドルだった光GENJI宛に、俺のようになってくれるなと忠告の暴露本を出版したのです。
ただ、当時北さんは金銭的に苦しい状況に居たこともあり、この暴露本の内容がどこまで真実なのかは不明ですが、かなり生々しい当時の心境や状況が書かれていました。
所々を抜粋した長文内容を読ませて貰いましたが、思わず引く・・という表現が正しいかは分かりませんが、こんな事が日常に行われていたなんてと思わずにいられない内容でした。
ジャニー喜多川さんと北さんの関係
本の中で北さんはこんな事も書かれていました。
北公次の芸名は、ジャニー喜多川の喜多川の”キタ”をもらったもの。二人の愛の証だった。
おれが外で若い女の子と口をきいたりするとジャニーさんはいつも夜、嫉妬めいた口調で
光GENJIへ
責めてくる
この文は抜粋ですが、どう思いますか?
恋人同士みたいな文章だよね。恋人だったのかな?
愛の証。性被害で訴えてる人がこんな風に表現するのかな?と若干の疑問はあります。
確かに行為はあったのかもしれません。それを嫌がる少年たちが殆どだったのだと思います。
私もこの文章を読むまでは、何て酷いことを!何も分からない少年達にしてるんだと怒りが込み上げてきましたが、この文章を読んでから北さんとジャニーさんはお互い愛を感じていた??と疑問を持ってしまいました。
北さんも北さんで、ジャニーさんが他の男の子達と親しげにしていると嫉妬したと書いていました。
まだ恋も知らない少年は、歪んだ愛情を向けられた事で自分もその世界に入り込んで愛を錯覚してしまったのかもしれません。
著書は何冊
北さんの著書、実は『光GENJIへ』だけではありません。
※こちら著書となっていますが北さんが語り下ろしたものを、フリーライターの本橋信宏さんが書き下ろしたものです。
- 光GENJIへ・元フォーリーブス北公次の禁断の半生記 1988年
- 光GENJIへ・再び 1989年
- 光GENJIへ3・みんなで考えようジャニーズ問題 1989年
- 光GENJIへ・最後の警告 1989年
- さらば!!光GENJIへ 1989年
- 光GENJIファンから北公次へ 1989年
こんなに出版してたとは驚きですよね!
この光GENJIシリーズ、当時300万部超えのベストセラーになったそうです。しかし北さんはこの時の収入をお酒とライブにつぎ込んでしまったそうです。
暴露本の後悔
ジャニーズ性被害の暴露を『戦い』と呼んで本を出したり、ジャニーズ批判活動をしていた北さんですが2003年発行のフォーリーブスの本
『抱きしめたい ~ I wanna hold your heart 』では、暴露本のギャラに目が眩んでジャニーさんやジャニーズを裏切ってしまった後悔も吐露されています。
そして北さんがお亡くなりになる2012年の前日、北さんのHPでこんな文章を出されています。
ありがとうを言うのもこれで最後です
今まで応援ありがとうございました。
そして最後にどうしても言わせていただけるなら
ジャニーさん
メリーさん
ありがとうございました
感謝しています
2012年2月21日
まとめ
北さんの波乱万丈な人生と、その人生に大きく関わってくるジャニー喜多川さん。
そしてアイドルとしての成功と転落。薬漬けの生活。暴露本の出版と再結成。
言葉にするだけで色んな契機があった様です。本心でジャニーズ事務所やジャニー喜多川さんをどう思ってたのか。
今は分からないままですが、性被害は起きてはいけない事。守られるべき年齢の少年たちが受けていいことではありません。
北さんが声をあげたからこその今があると思います。全何回になるか分かりませんが、次の記事もお待ちください。
最後に…北さんのご冥福をお祈り申し上げます。
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